ビルド前イベントを活用する、その2

ビルド前イベント活用の続きです。

今回は、ビルド前イベントのコマンドラインを下記のように指定してみます。要はビルド前イベントで別の exe を実行してみるというテストです。

ここでは calc と記述しておりますので、Windows の標準電卓が起動するはずです。

echo プリビルドスクリプトを開始します.
calc
echo プリビルドスクリプトが完了しました.

では、メニューバーにある [ビルド]...[ソリューションのリビルド] を実行してみましょう。実行結果は VisualStudio の出力ウインドウに表示されます。

リビルドを開始しました...
1>------ すべてのリビルド開始: プロジェクト:aaa, 構成: Debug Any CPU ------
1>  プリビルドスクリプトを開始します.
1>  プリビルドスクリプトが完了しました.
1>  aaa -> C:\tmp\sss\aaa\bin\Debug\aaa.exe
========== すべて再構築: 1 正常終了、0 失敗、0 スキップ ==========
========== リビルド は 21:33 に開始され、00.530 秒 かかりました ==========

どうでしょうか? 「電卓」アプリケーションが起動しましたか?

テストするときは、一度目は「ビルド」で構いませんが、エラーが出なかった場合は二度目はビルドの必要が無いのでビルドアクションを起こしません。そこで必ずビルドが実行される「リビルド」でテストするのがハマらないコツです。

calc なら「電卓」でしたが、notepad ならば「ノートパッド」、mspaint ならば「ペイント」が実行されるはずです。いろいろ試してみてください。

マニアックなところでは devmgmt ならば「デバイスマネージャ」が起動するはずです。